最下層は肉の旨味とそれをコーティングしているスパイスの香りからなる濃厚なフレーバー層。

肉とお米が接している中間層は味の濃いお米の層。ここは最下層から滲み出るスパイスと肉汁のミックスしたスープを吸ったお米が、味も色も濃くなってパエリアのような状態になっています、ここにさらにフレッシュなミントの香りも加わります。

最上層はお米の一粒一粒がパラッと軽やかに炊き上がった層で、サフランとケワラウォーター（エッセンス水）の豪華な香りを纏っています。

このようにスパイス、肉、お米が一緒になったビリヤニはおかずを必要としないばかりか、

各層によって味と食感が均一ではないので飽きることなく食べ続けられます。

ビリヤニを提供するときはなるべくこの層構造を崩さないように盛り付けていますのであまり混ぜ過ぎずに召し上がってみてください。もし味に変化をつけたい場合は付け合わせのライタ（ヨーグルト）を混ぜてみてください。ビリヤニとライタは非常に相性が良く、インドでも必ずこの二つはセットになって提供されます。ライタ以外の副菜やパパドは箸休めとして付けていますのであまりビリヤニに混ぜるのはお薦めしません。